9月だったので、もうずいぶん経ってしまっているのですが、ネットで見つけた海外のぬりえを買ってみました。
作者はモリー・ハリソン(Molly Harrison)。アメリカのイラストレーターで、数多くのぬりえブックを描いています。
今回買ったのは“Whimsical World(気まぐれな世界)”というシリーズの春をテーマにした1冊。
このぬりえブック、Amazonのレビューでは「可愛い!」という声と共に星5つをつけている人が沢山いる一方、散々な言われようでもあって。
曰く「紙が薄過ぎる」「ページが少な過ぎる」「同じような構図の繰り返しが多い」「グレースケールのような印刷のノイズが汚れのように見えて色が濁る」「余白ばかりの簡単過ぎる図柄が多い」等々。中には「この本が一番素敵に見えたのは、パソコンの画面ごしに商品紹介の写真を見ていた時だった」というものまで。
総じて言われているのは「可愛いが、価格に見合う品質ではない」ということでした。
うーん、これは悩む😞🌀 国内価格では1冊9ドルほどですが、日本での価格は1400円弱。普通にジョハンナ・バスフォードが買えてしまう値段ではないですか(ロマカンも買える!)。
しかし。幾つかの魅力的なイラストに惹かれて、やはり1冊買ってみることに決めました。
で、選んだのがこれ。実はもう1000円ほどプラスすれば、シリーズを1冊にまとめた全100枚のぬりえが買えるのですが(この本は24枚)、何せどんな感じか手にとって見ないことには、なのでまずはお試し。
絵柄は以下の写真の通り。裏表紙にすべての絵が印刷されています。購入前に見て買えるのは良心的。
実物を見ての感想はといえば、ネガティブなレビューは、ほぼすべて事実でした。それはそうなんですが…でも、見て。
可愛い💕
何か独特の可愛らしさがあります。
上記のような理由から、万人におすすめはしませんが、絵柄重視で気に入った絵が何枚か入っていればOKとか、自分でスキャンして別の紙に印刷するから大丈夫という人には(私は色鉛筆なので大丈夫ですが、水彩やマーカーの重ね塗りは紙質的に無理そう)十分楽しめると思います。私は気に入っています😊🎵
今、1枚塗ってみているので、完成したら追記します。
◆追記◆
できました!
表紙にも使われている絵を塗ってみました。
使ったのは、ポリクロモスをメインに色辞典とコーリンの色鉛筆です。
実際に塗ってみてわかったこと。前述のレビューの中に(それは100枚収録版のほうでしたが)「紙が何かにコーティングされているかのように色鉛筆が滑って乗らない」というものがあり、こちらのほうはサラサラした感触の紙なので、そんなことはないだろうと思っていたのですが、ちょっとわかったような気がします。
背景の広い余白部分はそうでもなかったので、インクの影響なのかもしれません。“コーティングされているかのよう”とか“滑って乗らない”は、この本に関しては大袈裟過ぎますが、最初にポリクロモスで塗り始めた時に若干そんな感じがしました。もっと丁寧に薄く重ね塗りすれば良かったのかな。
あと、やはりラインが擦れたり滲んだりして、少ーし濁りが出ます、
私は気にせずこのまま塗りますが、繊細に塗りたい人は別の紙にコピーし直したほうがいいのかもしれません。
ちなみにこのぬりえブック、オンデマンド方式というやつなんですね。Amazonのほか紀伊國屋のオンラインストアでも扱っていますが(ほかにも扱っているところがあるかもしれない)、受注する会社が違うと紙質も微妙に違ったりするのでしょうか、ね?
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